はじめに:三重県の防災を知ることが、命と暮らしを守る第一歩
三重県は、地震・津波・台風・豪雨・土砂災害といった自然災害が比較的多い地域です。
特に紀伊半島南部は南海トラフ地震の想定震源域に近く、県民の多くが将来の大規模災害への備えを意識しています。
そんな中で、三重県では県民一人ひとりが「自分の命を自分で守る」意識を持てるよう、
「防災みえ」というポータルを中心に、様々な防災情報を発信しています。
この記事では、「防災みえって何?」「どんな防災情報が見られるの?」「三重県民ができる防災対策って?」といった疑問をわかりやすく解説します。
家庭・企業・自治体での防災対策に役立つ最新情報を詳しく紹介していきます。
もくじ
防災みえとは?|三重県公式の防災情報サイト

「防災みえ」とは、三重県が運営する公式の防災ポータルサイトで、県内の防災・災害対応に関するあらゆる情報をまとめた総合的な情報拠点です。
主な掲載内容
- 防災・危機管理情報(台風・地震・津波・火山・感染症など)
- 防災メール・緊急情報の登録案内
- 避難所マップ・避難ルート
- ハザードマップリンク集(市町別)
- リアルタイム災害情報(河川・雨量・土砂災害警戒情報)
- 防災教育・訓練情報
特徴的なポイント
「防災みえ」では、気象庁や国土交通省のデータと連携しており、最新の災害情報がリアルタイムで更新されます。
特に「みえ防災アプリ」を使えば、スマートフォンから避難情報を即座に確認できます。
三重県で想定される主な災害リスク
三重県は、地形や気候の影響から複数の自然災害リスクを抱えています。
ここでは、県民が特に注意すべき主要な災害を詳しく見ていきましょう。
南海トラフ巨大地震
三重県は、南海トラフ地震の震度6強〜7の強い揺れに見舞われる可能性がある地域です。
沿岸部(尾鷲市・熊野市など)では、地震発生後10〜20分で津波が到達する想定もあります。
そのため、迅速な避難行動が極めて重要です。
台風・豪雨災害
紀伊半島南部は、日本でも有数の多雨地帯。
過去には2011年の「紀伊半島大水害」で甚大な被害を受けました。
河川氾濫・土砂災害・道路寸断などが頻発するため、日頃から避難経路を複数確保しておくことが大切です。
土砂災害・がけ崩れ
特に熊野市・大台町・尾鷲市などの山間部では、急峻な地形が多く、短時間豪雨によるがけ崩れが起きやすい地域です。
ハザードマップで自宅周辺の危険区域を確認しておきましょう。
三重県の防災体制と「地域防災力」

三重県では、県民と行政、企業、学校、ボランティアが一体となって「地域防災力の向上」を推進しています。
主な取り組み
- 三重県地域防災計画の策定
- 自主防災組織の支援
- 防災士・防災リーダー育成
- 学校防災教育の推進
- 企業・団体向け防災訓練サポート
自主防災組織とは?
地域住民が自発的に立ち上げる防災グループのことで、避難誘導・救助・初期消火・安否確認などを行います。
三重県では現在、約2,000以上の自主防災組織が活動中です。
防災みえでできること|県民向け便利機能まとめ
防災メール・LINE通知
三重県公式「防災みえメール」に登録すると、緊急地震速報や避難情報が自動で届きます。
LINE公式アカウントからも同様の通知が受け取れます。
避難所・ハザードマップ検索
住所や市町名を入力すると、最寄りの避難所や避難ルートが表示されます。
災害別(津波・洪水・土砂災害)に分かれているため、
自分の地域特性に合わせて確認できます。
みえ防災アプリ
オフラインでも避難所情報を確認できるスマホアプリ。
災害時の安否確認機能も搭載されており、家族の連絡手段としても有効です。
家庭でできる三重県の防災対策
家族で避難計画を作る
- 避難場所・避難経路を地図で確認
- 高台・津波避難ビルの位置をチェック
- 家族の集合場所・連絡手段を決めておく
防災リュック・非常食の準備
- 食料・水(3日分以上)
- 懐中電灯・モバイルバッテリー
- 常備薬・貴重品・マスク・衛生用品
三重県では「防災みえ」内に防災グッズリストも掲載されています。
SNSや防災アプリを活用
TwitterやX、Yahoo!防災速報など、複数の情報源を活用し、情報の正確性を見極めることも重要です。
三重県の防災関連リンク集
まとめ:防災みえで、家族と地域の安全を守ろう
三重県の防災情報は、「防災みえ」に集約されています。
このサイトを日常的にチェックし、地域のリスクを知り、家族で防災意識を高めることが“命を守る最初の一歩”です。
「備えあれば憂いなし」。
防災みえをうまく活用し、あなたの家庭・会社・地域の安全を守っていきましょう。







